【専門学校様向け】コロナ禍における学生の”悩み”とは～高まるキャリアサポート重要性について～

皆様、いつも本コラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回のコラムでは、文科省が発表した「専修学校をめぐる最近の動向について」の資料の中で公表されている「新型コロナウイルス感染症の影響による専門学校生の学生生活に関する調査（結果）」についてお伝えさせていただきます。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
文科省が「専修学校をめぐる最近の動向について」という資料を発表し、
「新型コロナウイルス感染症の影響による専門学校生の学生生活に関する調査（結果）」を公表しています。
新型コロナウイルスによる学生への影響は数多く報道されましたが、
実際のところどうだったのか、皆様も気になるところではないでしょうか。

今回の文科省の調査では、
「１．オンライン授業について」
「２．経済状況について」
「３．悩みについて」
「４．情報発信や学校の対応について」
「５．退学・休学について」の大きく5つの項目で調査されています。
本コラムでは、特に「３．悩みについて」をお伝えします。

※出典：文部科学省　「専修学校をめぐる最新の動向について」
https://www.mext.go.jp/content/20210802-mxt_syogai01-100003309_1.pdf

文科省が公表した資料によると、学生生活における悩みとしては、
「（１）授業等に関すること」について悩みを抱えている学生は35.6％、
「（２）将来のキャリアに関すること」について悩みを抱えている学生は68.3％、
「（３）経済的な状況に関すること」について悩みを抱えている学生は50.7％という結果でした。
新型コロナウイルスの影響もあってか、
経済的なことについて悩みを抱えている学生も一定数いたものの、
圧倒的に多かったのは、将来のキャリアに関することでした。
将来のキャリアに関することが悩みである、と回答した学生の回答理由は、
53.4％の学生が「学校卒業後のキャリアの見通しが立てられないため」という理由で圧倒的に多く、
次に「試験や採用面接などであっても県をまたいだ移動が困難なため」が8.9％、
「これまで考えていたキャリアプランの変更が必要になっているため」が8.1％と続きます。
これらの結果から言えることは、新型コロナウイルスの影響で現在の経済状況以上に、
将来のキャリアを不安に思っている学生が多いということです。
おそらく多くの専門学校がキャリアに関する相談、サポートなどを行っていると思いますが、
それでも多くの専門学校の学生が悩んでいるようです。
この結果を踏まえて、従来よりもさらに学生のキャリアに関するサポートを充実させると共に、
今後入学を考えている高校生や保護者に対して、キャリアに関するサポートが充実しているという、PRは今後さらに重要になってくるでしょう。

 

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