わずか1年間の学校改革で、入学者数前年比約1.5倍にV字回復
千葉県美容業生活衛生同業組合 千葉美容専門学校 理事長 野村 敏夫 氏
2022年4月の入学者数が減少したタイミングで、「誰かが腹を括って、今手を打たないと、
学校が潰れる」という強い危機感を感じ、学校改革に踏み切ることを決断しました。
私は外部のコンサルタントを入れないと絶対にダメだと思っていました。今まで、自分たちでやってきて上手くいかなかったんだから、成功している人・知恵のある人の力を借り、外の血を入れることは必要だと思っています。関係者や現場の教職員からは強い反対がありましたが、ちょうど私が学校改革が必要だと思っていたタイミングに、とある理事から船井総合研究所を紹介されました。偶然のタイミングが積み重なったことで、「これは機会の神様が運んできてくださったのではないか」と思い、他のコンサル会社と比較することなく、船井総合研究所に懸けることにしました。
1年間の学校改革の結果、2024年4月の入学者数は昨年の約1.5倍となり、V字回復を果たすことができました。成功のポイントは「広報会議」の立ち上げです。今まで、入学者数増加に向けた会議体を設置できていませんでしたが、今回、船井総合研究所の本田さんにご協力いただき、広報活動を立ち上げ、広報施策のレベルアップに取り組みました。特に注力したのは、オープンキャンパスの品質向上です。その結果、オープンキャンパス参加者の歩留まり率は約10%向上することができました。また、広報会議を立ち上げ、教職員全体が一丸となって改革に取り組んだことで、教職員の士気も向上し、学校内の雰囲気も以前に比べて良くなりました。
学校改革を決断し、コンサルティング会社に依頼する際に、学校内外の関係者へ理解を得ることに苦労しました。コンサルティング会社に依頼して業績が上がらなかったときの場合を心配する方もいますが、最後に重要なのは、経営者の決断だと思います。改革をする前から心配ばかりしていても、成功することはできません。最後、困ったら、自分を信じることだと思います。学校改革をすべきかどうか、どのように進めればよいか迷っている方もいると思いますが、自分を信じて突き進むしかない、と個人的には思っています。
志願者が1.6倍に!短期的にも中長期的にも価値ある支援をいただいた
【募集】中部・A中学校・高等学校様
セミナーへの参加をきっかけに船井総研様を知りました。進学校から赴任して1年目、入学条件の見直しをしたところ、1000名以上で推移していた入学志願者が一気に800人に減ってしまい窮地に陥りました。藁をも掴む気持ちで学校専門のコンサルタントとしてご活躍していた松下さんにご相談したところ、1週間後には具体的施策をご提案いただくことができました。
約1年間のご支援をいただいた結果、入学志願者は約1300人にV字回復。入学式に多くの入学生が入場してくる姿を目の当たりにして、涙が出るほど感動しました。そして、改めて船井総研さんのコンサルティングの実力と手腕に驚きました。具体的には、学科構成や授業カリキュラムの見直しや募集パンフレットのリニューアルなど総合的にご支援いただきましたが、この支援をきっかけに、新しい教育コンセプトが固まり、わが校独自の教育を生み出せたことが最大の財産です。このコンセプトの核である「ここで自分の人生のビジョンを見つけよう」という取り組みは、「生徒一人ひとりが在校中に見つけた自分のビジョンを動画にして卒業発表を行なう」というような学校の中に感動ある場面を創る原点にもなっています。
短期間での学校全体の見直しは、当然のことながら反発もありました。そのような中で松下さんは、わが校の地域における客観的な位置づけと、どこに向かえば良くなるのか?を勇気を持って全教員に語ってくれました。結果、教員一人ひとりが一歩ずつ前向きに挑戦しようという雰囲気が醸成されたと思っております。何よりも、わが校の建学の精神を紐解くところから関わっていただいたことで、私たちが何を大切にしていくべきなのか?に気づくことができたことに、感謝しています。
近隣新学校の影響に立ち向かい、学校経営を軌道に乗せた秘訣
【募集】関東・A小学校・幼稚園
セミナーに参加したことがきっかけで、松下さんとお会いしました。私たちは複数の教育施設を経営しているが故に、各教育施設で、本当に様々な課題を抱えていました。学校法人コンサルティングの実績も豊富でしたのでお仕事をお願いすることになりました。
当時は、近隣に新しく学校が設立された影響もあって、児童募集が減少しており、苦しい状況でした。小学校・幼稚園の児童・園児募集をお任せしたのですが、小学校では、過去10年間で最大の成果を出すことができました。園児募集についても、安定して多くの方に応募して頂ける状態を作り出すことができました。今までの豊富な経験からアドバイスいただけるので、多くの気づきがあり、新鮮です。今後、幼稚園・保育園に関わる新制度がありますので、さらなる舵取りをお願いできればと思います。真っ暗な闇に光を差し伸べるように道を示してくださり、我々を引っ張ってくださるかのようです。松下さんはじめ船井総研様のメンバーは皆さん密に連絡をとってくださり、非常に皆さんフランクな方々ですね。弊社の会議でも話題が上がるほど好印象です。
船井総研様にお手伝い頂くようになってからは、業務量が増えましたので、その点は大変でした。ただ、3ヶ月という短期間で、現状分析と今後の生徒募集戦略を立案して下さったので非常に助かりました。業務が増えたとしても成果が出ればやりがいがあります。また、定期的に訪問して頂く形をとっていたことで、船井総研様がペースメーカーとなってハイペースで業務を進めることができました。
「満足度99%」の驚異の教職員研修
【研修】中部・A教育委員会様
当時の知事が打ち出した「教育振興ビジョン」に基づいて全国でもいち早く「学校における校長のリーダーシップ」を取り上げました。その中で、「学校専門のコンサルタントから学ぶ機会を得たい」という声が挙がり、県内高校の3校に対して、入札の末に、3校とも船井総研様とのコンサルタント契約が決まりました。その後、教育委員会として、基本研修、管理職研修、教科研修などの契約を行いました。
教員の授業力アップを中心に中身の濃い実践的な研修をご提供いただきました。以後9年間、お付き合いが続きました。驚異的だったのは、学校からの指示で参加していた教員教職員も多かったにも関わらず、アンケートに回答した教職員の99%が「満足」という回答だったことです。通常は20~30%、良くて50%ですから、各種研修でも「初」の出来事でしょう。「これは本物だ!」と思いました。
苦労したことは特にはありません。一番の課題は、研修後の教員のモチベーション維持です。どれだけ研修で気持ちを高めても、現場で活かしていただくことが大切なので、船井総研様とは、研修後のフォローについてもよく議論をしました。
総合力と実現支援力で後発ながらトップ倍率に
【新学部新学科設立】関東・A大学様
健康福祉系の「新学部新学科設立」にあたり、学園の歴史上、初めて外部コンサルタントの支援を受けることを検討しました。コンペをし、他の会社と同じように船井総研様にもご応募いただいたのがきっかけです。
「マーケット」「財務」「志望者」に関する精度の高い調査・分析・シュミレーションのほか、他大学の同タイプの学部学科の特色のリサーチやわが大学の独自性を出せるコンセプト設計、コンセプトをより効果的に伝えられる広報戦略など、総合的な内容をご提供いただきました。具体的には、それまで主流だった「西洋的発想」だけではなく、伝統的な日本の「文化」を取り入れた全人格的な人材育成を目指すカリキュラム構成をつくり上げることができました。おかげさまで、後発の新学部学科設立でしたが、競合が多数ある中で、トップの入試倍率になりました。船井総研様の「総合力」と「実現を支援する力」、特にマーケティングの力には感心しました。
学校経営陣や学部長クラスの教授から、この「新学部新学科設立」の意義や目指す方向について賛同を得るには、しっかりとした説明が必要でした。その点では、常に客観的な視点と科学的な根拠に基づいて、「全体最適」を意識した報告書作成、プレゼンテーションをしていただけたことは大変助かりました。そういう意味では、船井総研様には多大な貢献をしていただいたと実感しています。
女子学園の成功を支えた船井総研のコンサルティング - 経営委員会と経緯委員会の連携が鍵
【ブランディング】近畿・A大学
直接のきっかけは、セミナーに参加したことですね。もともと、書籍を通じて、船井幸雄先生のことは知っていました。まさかお仕事をお願いすることになるとは思っていなかったのですが、松下さんとは出身校が同じだったということもあり、縁あってご相談させて頂きました。
最初は、中学・高校の運営に当たってコンサルティングを受けました。その実績をみて、引き続き、学園全体のお仕事をお願いしました。未来のわが学園(女子学園)をどのように方向付けしていくかが大きな課題で、学長を中心とする「経営委員会」を立ち上げ、答申をまとめる作業に入りました。船井総研様には、事務局として参画していただき、今後の学生募集の見込みや学科別のマーケティング調査、それを踏まえた中長期計画まで、広く調査分析をしていただきました。また、経営陣や有志の教授等で組織された「経緯委員会」に参加いただき、委員会の意向をまとめるアシストだけでなく、全国の大学でのコンサルティング情報や知見を惜しみなく発揮していただけたと思っています。会議では、議題に上るテーマも多岐に渡りましたが、毎回しっかりと準備して取り組んでくださり、対応力を評価しています。
会議では、学校に対する思いと教育に熱い委員が集っているのもあってか、多様な意見が出て、まとめていくのがなかなか大変でした。船井総研様には、チェアマンの学長をフォローいただき、おかげさまで答申をまとめることができました。
GLEプロジェクトが校内外に大きな影響 - 地域理解と教員の支持で成功を収めた学校の取り組み
【リーダーシップ・グローバル】九州・A中学校・高等学校様
以前に主催されたクリニック(モデル学校視察ツアー)に参加しました。わが校は男子校ですが、入学生募集に大変苦労していた時期があり、そのご相談をお願いしたことがきっかけでお付き合いが始まりました。その流れでGLE(Global Leadership Education)のプログラムを紹介され、「これだ!」と思って実施することになりました。
GLEの「芸術・平和・リーダーシップ」というテーマがわが校の歴史的背景にも合致していたことで教員も賛同しました。また、高等学校としては比較的規模が大きい生徒会を中心に動き始めました。実施においては、講演やワークショップをご提供いただき、テーマに対する生徒と教員の理解も進みました。また、自ら被爆しながらも多くの被爆者の救護・救援に尽力した医師・永井隆氏について学ぶ授業を復活させるきっかけとしても大きな意味があったと思います。わが校のような地方の学校にとっては、「地域の中でどう存在価値を発揮していくか?」が重要ですが、コンサート当日は多くの地域の方々のご来場もあり、わが校の存在価値への理解が広がったと実感しています。これからも続けていく予定です。
入学生募集が落ち込んだ当時は、教員の間にも動揺が広がっていました。また、学校として年間で開催する行事は決まっており、新たにGLEを実施することに対してすぐに賛同が得られたわけではありません。しかし、このGLEが「単なるイベント」ではない「学校及び生徒に普遍的な財産を残せる」という視点、「概ね3ヶ月で準備をすることができる」という支援体制があったからこそ、結果として賛同と大きな効果を得ることができました。その点では、船井総研様に大変感謝しています。