オープンキャンパス「当日以外」を意識していない学校は要注意!

はじめに
学校関係者の皆様にとって、
オープンキャンパスというのは生徒募集・学生募集に繋がる重要なイベントであり、
参加者数が入学者数にも直結する重要な数値として捉えているかと思います。
重要なイベントである一方で、
・オープンキャンパス予約者に対する実参加者数
・オープンキャンパスの2回目参加率
・高校3年生の重複を除いたオープンキャンパス実参加者数
・オープンキャンパス実参加者数の出願率 など
「オープンキャンパスの現状を把握するための数値を集計していない学校」
というのも実は多いのが実態かと思います。
また、本コラムのタイトルにもあるように
オープンキャンパス当日は力を入れて開催しているものの、
オープンキャンパス前後の参加者への連絡について、
特に考えることなく業務的に行っている学校も多いのではないでしょうか。
オープンキャンパス「前・当日・後」の考え方
本コラムをご覧いただいている方の多くはご理解いただいているかと思いますが、
オープンキャンパス経由での出願者数は以下のように分解することができます。
オープンキャンパス経由出願者数
=申込者数×参加率×出願率
申込者数を増やすことは重要ではありますが、
申込者を増やすことよりも実際にオープンキャンパスに申し込んでくれた人が
より出願してもらうようにする方が入学者数を増加させることに繋がりやすいです。
言い換えると現場の教職員方の意識や取り組みを変えるだけで
数値が向上することに繋がりやすい内容とも言えます。
オープンキャンパス参加前の取り組みによって
「参加率(≒キャンセル者を減らす)」を高めることに繋がりますし、
オープンキャンパス当日・参加後の取り組みによって
「出願率」を高めることに繋がります。
ここでお伝えしたいのは、
ついオープンキャンパス当日に目が向きがちかと思うのですが、
オープンキャンパス参加“前後”にも目を向けて施策に取り組んでいただきたい
ということです。
最後に
本日お伝えした内容については、
学校の広報に関わられる方においては基本的な内容です。
この内容が理解でき、実践できている学校においても、
今の時代は学校の“営業力”というのが学生募集で求められる時代ですので、
ぜひ更にレベルアップを目指して取り組んでいただければと思います。
ただ、
・オープンキャンパス当日ばかりに意識が向いている学校
・オープンキャンパス参加前後の取り組みが実践できていない学校
・数年間オープンキャンパスを前年踏襲でやっている学校
であれば、ぜひ今一度オープンキャンパスについて見直していただければと思います。
