専門学校の優秀な学生募集担当者・事務局職員に共通する重要な1つの役割とは

2025.02.06

こんにちは。
船井総合研究所の本田です。
いつも本コラムをお読みいただきありがとうございます。

日々、たくさんの専門学校様とお打ち合わせをさせていただく中で、
素晴らしい事務局の皆様、学生募集担当の皆様に出会うことが多々あります。
その度に私も勉強させていただいています。

専門学校の優秀な学生募集担当者・事務局職員の共通項

そういった素晴らしい方々との出会いの中で、
「優秀な事務局・学生募集担当とはどういう人だろうか?」とよく考えます。
どのような観点で定義するかにもよりますが、学校経営の視点から考えると、やはり「志願者数を維持・向上させることができる人」と定義するのが妥当かと思います。

では、仮に「優秀な事務局・学生募集担当=志願者数を維持・向上させることができる人」とした場合、
誠に僭越ながら、その方々にどういった共通項があるかを整理してみました。

共通項はいくつかありますが、本日はその中の1つをご紹介します。

それは

「良いプロデューサーである」

ことだと考えます。

プロデューサーとは、
映画・演劇・放送などで、作品や番組の製作責任者
であると、辞書では述べられています。

学生募集担当者・事務局職員に重要な企画・立案の仕事

一見、事務局・学生募集担当者と作品の制作責任者の仕事は異なるように思うかもしれませんが、私は良い事務局・学生募集担当者は制作責任者のような仕事もされている、
もしくは制作責任者のような視点を持っていると考えます。

例えば、プロデューサーの主な仕事の1つである「企画・立案」で考えてみたいと思います。事務局・学生募集担当者だと、仕事の中で制作責任者のような企画・立案することは少ないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。より多くの入学者を獲得するために、毎年レベルアップした募集イベントの企画・立案が必要になります。今まで通り、前例踏襲でオープンキャンパスをやっていれば学生が集まる時代はもう終わりました。

学科の魅力を引き出し、その魅力を企画に落とす力

これからは、

①各学科からいかに魅力を引き出していくか
②各学科のどの角度から魅力を切り取るか
③各学科とどうやって魅力をつくっていくか

を考えられる事務局・学生募集担当者でないと、学生を集めづらくなってきます。

事務局・学生募集担当者が各学科のプロデューサーとなって、
各学科の魅力を引き出し、一番魅力的な角度を切り取り、さらに一緒に魅力を作っていく、
そんな事務局・学生募集担当者がいる学校は募集状況も好調です。

上記をわかりやすく表したのが、
オープンキャンパスの体験内容や
オープンキャンパスとは異なる学科の魅力が伝わる募集イベントなのだと考えます。
学科の魅力が一番伝わるように、学科教員とすり合わせしながら、募集の黄金ルートを確立していくことが必要でしょう。

学生募集担当者・事務局職がプロデューサーになることの副次的効果

プロデューサーであろうとすると、組織面においても副次的効果があります。
専門学校という組織において、事務局と学科教員の仲があまり良くない、というのもよくある話かと思いますが、事務局・学生募集担当者が良いプロデューサーであろうとして、
各学科の魅力を企画に落とし込もうとされていれば、自然と学科の長所が目につきやすくなり、不思議と事務局・学生募集担当者と学科教員の関係性は良くなります。

ここまで、様々な専門学校様の素晴らしい事務局・学生募集担当者の方々を参考に、僭越ながら事務局・学生募集担当に関連するテーマで書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

もしかすると、本コラムのお読み皆様のお立場によって、コラムのとらえ方が変わるかもしれません。学校経営者視点で読むと、優秀な事務局・学生募集担当者の採用をどうするか?育成をどうするか?という視点で読まれると思いますし、事務局・学生募集担当者の視点で読むと、さらに優秀な事務局・学生募集担当者になるためにはどうすればいいか?という視点で読まれるかもしれません。それぞれのお立場において、「じゃあ具体的にはどうすればいいの?」というところに関しては、また別のコラムで書かせていただきたいと思います。その際は、ぜひご覧いただければ幸いです。

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ここまで本コラムをお読みいただき、ありがとうございました。
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