専門学校の広報戦略の成功事例3選

2025.01.21

皆様、こんにちは。
船井総合研究所の本田です。

本日のコラムでは、専門学校の広報戦略の成功事例を3つ厳選して、お伝えしたいと思います。

 

年々厳しくなる専門学校業界

 さて、本コラムをお読みいただいている方は、

専門学校の経営者の方、もしくは入試広報課に所属する方など、専門学校の広報戦略をお考えの方が多いのではないでしょうか。

専門学校の市場環境は年々厳しくなっており、苦しい思いをしていらっしゃる方も多いのではないかと思います。

私も専門学校の業績向上を目指して、日々全国の専門学校様をご訪問している身として、

専門学校業界が衰退しそうな状況に心が痛み、なんとか全国の専門学校様の業績が上がるよう日々研鑽を積んでいるところであります。

上述した厳しい環境下にある専門学校の状況を踏まえ、

今回のコラムでは、「少子化」「大学進学率上昇」など、専門学校業界にとってネガティブなニュースにも負けず、

必死に頭を使いながら広報戦略を考え、アップデートされ、実際に効果があった広報戦略を簡潔にまとめてお伝えします。

このコラムが学生を増やすため、少しでも入学に繋げるための参考になれば幸いです。

 

 念のため、下記の内容をお読みいただく前にお伝えしますが、

今回のコラムで述べる内容は既存の延長線上の広報戦略であり、目新しいものはないかもしれません。

しかし、各専門学校様が従来の広報戦略をレベルアップさせ、

自校独自の広報戦略として展開されているものになりますので、参考となる部分もあるのでないかと思います。

ご関心をお持ちいただけましたら、以下を読み進めていただければ幸いです。

(従来の広報戦略とは異なる、新しい広報戦略については別のコラムに譲ります。)

 

専門学校の広報戦略①早期囲い込み戦略

 1つ目は早期囲い込み戦略です。

1、2年生の名簿が重要であることは皆様もよくご存知かと思います。

高校1、2年生の時点から「1、2年生向けのオープンキャンパス」や「1、2年生向けのお仕事体験」等の企画を打ち出し、

早期に接点を持つことに注力されてきた学校様も多いのではないでしょうか。

 

 それらの施策は重要ですので、引き続き続けていただければと思いますが、

加えて重要なことは出口となる企業や施設等と連携した「現場体験型」かつ

「より多様な職業を体験できる」という企画を打ち出すことです。

ご支援先のイベント参加者数の状況を確認すると、

上記2点を抑えた取り組みをする方が参加者数増加に繋がる傾向にあります。

早期囲い込み戦略において、他にも重要なポイントはありますが、まずは上記を意識いただければと思います。

 

専門学校の広報戦略②商圏拡大戦略

 従来の商圏拡大施策である「バスツアー」「出張OC」「Web広告」などを実施するのは当たり前かと思います。

バスツアーや出張OC等の「対面型の広報活動」とWeb広告等の「オンライン型の広報活動」の両方を組み合わせながら、

Web上で網を張りつつ、地上戦で地道に一人一人獲得していくことは今までも重要でした。

 

 上記の内容に加えて、新たにお伝えしたいことは、

商圏拡大する地域を一点に絞り込んで集中して攻め込む「一点集中型」が重要であるということです。

商圏を拡大する場合、複数の候補となる地域があるかと思いますが、通常はそれらの地域をまんべんなく攻めがちです。

その戦略が決して悪いわけではありませんが、狙いどころの地域については強弱を変えて、

一気にメリハリをつけて攻め込むことも必要であるということです。

例えば、商圏拡大の候補地域の中で「競合が極端に少ない地域」「市場が大きい地域(高校生数が多い)」

「自校の関連施設がある地域」は重点的に攻める地域として狙い目でしょう。

全国の高校生の専門学校進学率を調査すると、ある都道府県だけ以上に専門学校進学率が高い地域があります。

そういった地域を集中して狙うという方法もあるかもしれません。

また、「自校の関連施設がある地域」というのは、例えば、看護専門学校の場合、

附属病院などの施設が別の県にもあるというケースを想定しています。

もし附属病院が攻め込みたい県にあれば、その病院主催の看護師お仕事体験などの高校生向けのイベントが開催可能になり、

一気に募集施策の幅が広がります。

このように、「商圏拡大戦略」という観点では、従来の戦略と代わり映えしませんが、

上記の通りまだまだ工夫の余地はあるのではないでしょうか。

 

専門学校の広報戦略③VIP校型高校連携戦略

 高校と連携を密にすることは専門学校の広報戦略としては当たり前のことであったかと思います。

例えば、高校訪問はもちろんのこと、

出張授業やガイダンス等でより深く入り込めるような工夫は今までもされてきたのではないでしょうか。

 

 そこで、上記に加えて、改めてお伝えしたい施策としては、

専門学校の教員がトレーナーとして高校の部活動に入り込み、部活動を支援するという方法です。

柔道整復師や理学療法士等の運動系の学科系統に限定される可能性はありますが、

学校単位ではなく、部活動単位でのアプローチとなるため、場合によっては入り込みやすい可能性もあります。

また、特定のVIP校だけは教育連携等を締結し、

専門学校が持つ独自の教育環境とノウハウその高校の状況に合わせて特別に提供するなども考えられるでしょう。

例えば、母体として病院を持つ専門学校の場合は、

病院で行う医療職の職業体験を高校側にPRしていくこともできるのではないかと思います。

 

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 ここまで本コラムをお読みいただき、ありがとうございました。

専門学校の広報戦略の成功事例3選をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

紙面の都合上、すべてご紹介することは叶いませんでしたが、もし上記の内容について興味関心をお持ちいただければ嬉しく思います。

 

もし、

・上記の広報戦略についてもっと詳しく話が聞きたい

・2025年の広報戦略を考えないといけないが、前例踏襲になりそうで危機感を感じている

・今の高校生、今の時代に合った広報戦略を立案したい

などのご要望がございましたら、ぜひ弊社の無料個別相談をご活用ください。

 

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