高等教育機関における情報教育市場は1,475億円に
皆様、いつも本コラムをご覧いただきましてありがとうございます。
今回のコラムでは、近年注目を浴びている情報教育についてお伝えいたします。
はじめに
GIGAスクール構想やプログラミング教育の拡充・必修化、
入学共通テストへの教科「情報」導入など、
教育業界における「情報教育」というテーマは、
実際にプログラミング教育を実施することとなる小学校・中学校・高等学校だけでなく、
専門学校・短期大学・大学の皆さまにおいても非常に重要なテーマです。
そして、主に専門学校と大学の情報系学部学科について船井総合研究所独自に集計を行い、
市場規模を算出いたしました。
高等教育機関における市場規模
船井総合研究所内における基準に基づき、
専門学校および大学にて情報系学部学科の判別および募集状況の集計を行った結果
専門学校: 256億円
大学 :1,219億円
という市場規模と推計されました。
専門学校・大学ともに情報系学部学科の設置件数は増加傾向にあっただけでなく、
設置予定の大学の情報系学部学科も複数あり、
今後も設置トレンドは継続することが見込まれます。
このような情報教育が拡大する流れというのは、
単に情報系学部学科の設置を予定している大学・専門学校だけでなく、
ほぼ全ての大学・専門学校に影響してくると考えられます。
情報教育白書2022年版発売のお知らせ
船井総合研究所では、
8月1日に「情報教育」「プログラミング教育」の市場規模・市場動向を調査したレポート
を発売いたしました。
「子ども向けのプログラミング教室」
「中学生・高校生向けの情報Ⅰ・情報Ⅱ対応の学習塾・予備校・スクール」
「大学・専門学校の情報系学部学科」
「社会人向けのプログラミングスクール」
など、国内の個人向け情報教育各分野の市場規模・市場予測・動向をまとめています。
2025年大学入試への教科「情報」の活用。
新設される大学・専門学校の「情報系」の学部学科。
社会における、デジタル化・DXやプログラミング・AI・ビッグデータの浸透など、第四次産業革命に向けた様々な変革。
これらの礎となる日本の「情報教育」の全貌について解説します。