18歳人口減少時代に「過去最多の出願」を集める学校の共通点とは?〜衰退市場で進む二極化〜
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さて、18歳人口の減少が叫ばれて久しい昨今、貴校での学生募集のご状況はいかがでしょうか。
「年々、定員確保が厳しくなっている」「広報予算をかけても反応が鈍い」といった現場の切実な声に、頭を悩ませている経営層の方も多いのではないでしょうか。
しかし、こうした逆風の市場環境下にあっても、過去最多の出願数を記録し、独自の立ち位置を確立して成長を続けている学校が存在します。今回は、専門学校市場の最新動向を紐解きながら、衰退市場においても「選ばれ続ける学校」が密かに実践している戦略の共通点をお伝えします。
専門学校市場は「衰退期」へ。浮き彫りになった「好調校」と「苦戦校」
現在の専門学校市場は、成熟期の後半から衰退期への移行期というフェーズにあります 。このフェーズでは市場縮小が加速し、競争が激化して収益性の悪化が生じています。実際に、志願倍率が1倍を割った平成18年以降、入学定員は8.2万人(18%減)も減少しており、市場からの撤退が進むのが現実です。この厳しい市場環境において顕著になっているのが、学校経営や学生募集状況の「二極化」です。集まっている学校とそうでない学校が明確に分かれています。しかしながら、明確な戦略を持ち、地方の小規模校でありながら過去20年で最多の出願数を集めるなど、好調を維持する学校が存在するのも事実です。この決定的な差は、一体どこから生まれるのでしょうか。
募集好調校が徹底する「基本」と「ターゲットの解像度」
募集が好調な学校に共通しているのは、奇をてらった施策ではなく、基本的な広報施策のレベルアップを図っていることです。例えばオープンキャンパスひとつをとっても、事前のリマインド連絡、明るい雰囲気づくり、事前のアンケートによる営業体制の構築といった基本的なポイントが、組織として徹底されています。さらに、自校のターゲットをしっかりと整理しています。直近で入学している層や入学しなくなった層などを、「立地・個人の志向・興味を持っている分野・性格」などの軸で分析しています。ターゲットのペルソナを明確に把握し、その層に向けたコンテンツや情報発信を工夫しているのです。
「待ち」の姿勢から「接点構築&育成」のナーチャリング型広報へ
最大の転換点は、広報の手法そのものにあります。高校2年の夏から高校3年生の初夏にかけての「待ちの姿勢」による従来の手法から、中学生や高校1年生からの「低ハードル接点」を持つ手法へと早期化しています。 学校の魅力を直接売り込む前に、まずは「職種」の魅力を伝えます。職業体験会や季節のイベントを通じて名簿を蓄積し、LINE等を用いて継続的にコミュニケーションを図ることで、出願までの温度感を高めていく「ナーチャリング型広報」への切り替えが、大きな成果を生み出しています。
【さいごに】
貴校の広報戦略や学校運営は、今の市場環境に合ったものへとアップデートされているでしょうか。「今まで通り」の延長線上に、明るい未来を描くことは困難な時代です。
現場の頑張りがなかなか成果に結びつかないと悩まれている場合、経営戦略と現場の戦術にズレが生じている可能性があります。私たち船井総合研究所は、学校経営の伴走者として、客観的なデータと豊富な支援実績に基づき、貴校の現状に最適な解決策を提案いたします。少しでも課題や危機感をお持ちの経営層・管理職の皆様は、ぜひ一度、弊社の経営相談をご活用ください。







