幼少連携とは

2016.08.12

こんにちは。学校経営コンサルタントの林優一郎です。

学校関係者の方々はつかの間のお盆休みに入られている方も多いのではないでしょうか。

 

 

さて、本日は幼少連携についてです。
先日は、小学校児童募集のためのミーティングに参加してきました。

こちらの小学校は、系列に幼稚園・保育園がありますので
いかに内部進学を促進するかというのがひとつのポイントになっています。

毎回、幼稚園・保育園の園長と小学校の校長とミーティングをしているのですが
それぞれのニーズを知ることができるので、お互いの学校にとって有益な時間になっています。

保護者の生の声を吸い上げてくることで
小学校としては、今年の保護者のニーズや動向などを押さえた上で戦略を立てることができています。

また、これは教育的な観点から見ると、いわゆる幼少連携を実現している事例です。

 

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幼少連携は、
「集団行動が出来ない」「授業中に座っていられない」「先生の話を聞かない」という、いわゆる「小1プロブレム」が
教育上の課題として多くの人に認識されるようになってきたなかで、
これらの事態を解消するために、幼稚園や保育所が、小学校と活発に連携することで子供たちがスムーズに小学校生活へ移行できるように
することを目的とした考え方です。

 

 

文部科学省も2014年6月に5歳児が利用する幼稚園・保育所などの最終学年を無償化し、義務教育とする方針を固めました。
これは、現在施設毎にバラバラで行われている幼児教育の内容をある程度一定化させ、小学校教育で必要な内容を除々に幼稚園でも取り入れていこうというものです。

 

実際に、現在では、0〜15歳までが通う「幼小中一貫校」を設立されるなど、「保幼小連携」を取り入れている自治体も現れてきています。

子供同士、教員同士、保護者同士の交流を生むことができるこれらの連携はこれからますます進んでいくでしょう。

 

さて、お盆休みが明ければ、小学校の児童募集もいよいよ山場です。

体調には気をつけつつ、最後まで走りきりましょう!

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